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2008年8月21日 (木)

本当は怖い話(でも怪談ではありません)--ロシアと蜜蜂

本当は怖い話(でも怪談ではありません)--ロシアと蜜蜂

ロシア

オリンピック開催中ということで、このところ中国の話題が多い。その中で伝わってきたのはロシアのグルジアへの介入。最近ロシアの動きが非常に怖い、と思っていた矢先のことだった。

今回のグルジア問題は氷山の一角。または一連の動きのひとつといえる。

多分これらの動きの根底にあるもののひとつはすさまじい経済発展だ。共産党時代には考えられなかったような大富豪が数多く誕生し、ロンドンを始めヨーロッパ各地の一等地、イギリスのサッカーチームなどを手に入れている。アメリカでもロシアの大富豪がトランプ氏の邸宅を買い取る、そして業績不振のGMのハマー(もともと軍用車で、日本でもファンが多い)部門を買い取る、という噂が最近流れている。ちなみに資産10億ドル以上の富豪は世界に82人おり、その中の18人をロシア人が占めているという(アメリカ28人、日本0)。

もちろんこれ自体にはまったく問題がないのだが、問題はその後だ。ヨーロッパとの関係が非常に悪化している。特にイギリスとの関係はロシアの元諜報員トリビネンコ氏の毒殺事件を発端に、イギリス人ジャーナリストがロシアで暴行を受けたり、在ロシアのブリティッシュカウンシルを閉鎖したり、イギリスとロシアの石油合弁会社のイギリス人スタッフが国外追放になったり、ものすごく険悪な状態が続いているという。

そのほかのヨーロッパの国々も手をこまねいている状態で、どうやらNATOやEU体制に揺さぶりをかけているようなのだ。また最近疎遠になっていたキューバとも関係回復し、アメリカも警戒感を強めている矢先でグルジア問題が起こった。

対岸の火事では済まされなくなってきたアメリカはグルジア問題でとうとう干渉しだした。でもアメリカはイラクやイランで忙しい。これからどうなるのだろうか。

中国中国で日本ではあまり報道されてこなかったロシアだけれど、個人的に言えば、中国よりずっとやばいと思います。

ちなみにグルジアはあまりなじみのない国かもしれないが、民族音楽関係者は皆知っている。世界に誇る男声コーラスで有名だ。そして最近では相撲界にグルジア出身の力士が何人かいる。

昆虫

 

世界で絶滅に瀕している霊長類、北極グマ、その他の哺乳類は関心を持って保護活動が行われている。しかし昆虫と聞いたらどうだろうか?「○○虫が絶滅に瀕しています」と聞いてもあまりインパクトが大きく感じられない。しかし昆虫は植物や動物の排泄物を土に戻したり、生態系の中でなくてはならない働きをしている。多種類の昆虫が絶滅したら…話が大きすぎて、正直わからない。なので、最近問題になっている昆虫――蜂について。

蜂といえば、スズメバチが住宅地に巣を作ったり、外来種が大繁殖したり、絶滅とは程遠いのでは、と思われるだろうが、蜜蜂が世界各地で失踪している、というのだ。原因は不明。これは去年から頻繁に報道されているのでご存知の方も多いかもしれないが、一過的な現象であると思われていたものの、今年もさらに蜜蜂の数が減少しているらしい。

蜜蜂の働きは蜂蜜を作ることだけではなく、植物の受粉をすることだ。昔は自然に蜂などの昆虫が受粉をして、植物が実をつけ、その恩恵を動物、そして人間が分け合った。現在のように、大規模で、化学物質に頼った農業では、自然の蜂に頼るわけにはいかない。しかも厳選された花粉を使う必要もあるのだろう。日本の桃やなしはほとんど人工授粉に頼っているのではないだろうか。

しかしアメリカやヨーロッパでは、蜜蜂を連れてきて受粉する作物が数多くあるらしく(そして蜂レンタルのビジネスもあるらしく)、このところの蜂不足で大打撃をうけているという(特にアーモンド)。世界的に食べ物の値段が高騰している今日この頃、大変な問題だ。

アインシュタインは「ミツバチが消えると、4年間で 人類は滅亡する」と言ったらしいが(最近のハリウッド映画でも取り上げられてるらしい)、そんな根本的なことを忘れてしまった人間に対する警告として受け止めるべきではないだろうか。

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